前年に引き続き今年の能登オフ会も幸寿し橋本さんのご自宅に泊めていただきました。
ずうずうしくも朝食までご馳走になってしまい、感謝の言葉もありません。苔汁、大変美味しうございました。
で、クルマを取りにお店に戻ったところでデジカメが無いのに気づき、急遽橋本さんのお宅に引き返すことに。ところが(二回もお邪魔しているにも関わらず)「たしかこの辺だと思ったんだけどなあ」と穴水市内を走り回るも迷子の迷子の仔猫ちゃん。
恥を忍んでお店に電話すると、全然見当違いの場所を探していたことが判明。開店準備のお忙しい中、奥さまが取りにいって下さるとのこと。
お店に戻るとなんと橋本さんのクルマの中に置き忘れてあったとのこと。
橋本さん、奥さま、重ね重ねお世話になったうえにご迷惑をお掛けし、申し訳ありません。
そんなわけで予定より大幅に遅れて、(前夜お約束させていただいた)カネイシ新谷さんをたずねて内浦町小木漁港へ。
目の前が小木漁港、という最高のロケーションでぬか漬、魚醤いしりを造っているカネイシさん、現場をみせていただき、製造工程やこだわりなどを詳しく聞くことができました。
今回取材させていただいた内容は近日中に下記ページにアップさせていただきます。
カネイシの秋刀魚浅漬け
カネイシの鯖浅漬け
新谷さん、ありがとうございました。
次に向かったのは松波、やはり昨日参加してくれた大江山の松波酒造聖子ちゃんを訪問です。
ところが!またしても逆方向に向かってしまい、行けども行けども迷子の迷子の仔猫ちゃん。
新谷さんに、わざわざPCマップで説明していただいたにもかかわらず、です。
そう、実は私、超がつく方向音痴なんですよ。
位置関係を地図で想像できない、左右迷うとほぼ確実に誤った方角を選ぶ運の悪さ、おまけにすぐ「判ったふり」をしてしまうのですね・・・。
このため過去の人生でいったい何千時間「ロスタイム」を重ねてきたことか。
宇出津の街中をウロウロしているところで、ようやく間違いに気づき来た路戻りまた小木を通過して、ようやく松波市街に到着です。
かなり遅くなったにも関わらず暖かく迎えてくれた聖子ちゃんに蔵の中を案内してもらいました。
私、年間数十本の日本酒を消費しているにもかかわらず、石川県の酒蔵を見るのは初めてのこと。
明治元年に建てられたという、非常に味わい深い酒造所で静かに眠る日本酒を見ると、前夜あれだけ飲ませてもらったのに、また酒飲みの血が騒いでしまい、おすすめの大江山純米を1本買わせていただきました。
ちょうど私と入れ違いで、バスツアー30名様ご一行様が酒蔵見学に到着。これもホームページ開設の宣伝効果なのだとか。
聖子ちゃん、皆さまありがとうございました。次回は是非真冬の仕込み時期にお邪魔したく思っておりますので、宜しくお願いいたします。
次の訪問先に行く途中、五色が浜で一休み。
日本海とは思えないような高い透明度と白い砂浜の海水浴場、私も能登オタクとしていろいろ見て廻っているつもりだったのですが、こんなに美しい場所があったなんで不覚にも知りませんでした。
(実は松波に至る迷走のお陰、遠回りになる海岸ルートを走って偶然発見し、復路で立ち寄ったのでした)
半島全体が穴場とも言える能登にあって、ここはまさに穴場中の穴場、週末にも関わらず人っ子一人いやしません。
ただカモメだけがこの美しい環境を独占していたのでした。
デートにもおすすめのスポットですよ。
さて、能登路訪問3箇所目は当店の人気商品「丸干いか」を造っている能登町七海の株式会社ヤマトさんです。ここは何十回もお邪魔しているので、さすがに迷子にならず。(これで判らなかったら医者に行こうと思いましたよ)
いつもの「ヤマト社長節」を拝聴、地物のいかを使った新商品を紹介いただきました。
社長、事務所の皆さま、ありがとうございました。
16時頃帰途に着き、能登有料道路を南下。ちょうど夕暮れ時のいいタイミングを逃すものかと、千里浜なぎさドライブウェイに一旦降りて波打ち際をドライブ。
最近問題になっているゴミ漂着物はきれいに片付けられておりましたが、やはり問題になっているエチゼンクラゲの死体が大量に打ち上げられておりました。
まあ透明なんでグロさはあまり無いんですが、ほぼ水分だけに後片付けはゴミより厄介かも。
そして水平線に沈む夕日をウォッチング。のんびり夕日を見るなんて久しぶりのことです。
午後6時、無事自宅に帰宅、ややヘロヘロになりつつも2日分の日誌をアップ。
いやあ、それにしても良いお天気で本当に良かったです。
トンだ迷走も、青い空、豊な自然のお陰で「ドライブ、ドライブ」と心に余裕をもって楽しむことができましたし。(このお気楽さがイカンのですが)
重ねてこの2日間、お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。