ようやく「デビルマン」観ました
去年から何度か話題にしてきた「デビルマン」、この期に及んで、というかようやくレンタルDVDで観た。観もしないで「ネタ」にしてきたことに若干の後ろめたさのようなものもあったので、ちゃんと観て、感想書いて、それでこの話題は「終了!」とケジメをつけようと思ったわけ。
去年から何度か話題にしてきた「デビルマン」、この期に及んで、というかようやくレンタルDVDで観た。観もしないで「ネタ」にしてきたことに若干の後ろめたさのようなものもあったので、ちゃんと観て、感想書いて、それでこの話題は「終了!」とケジメをつけようと思ったわけ。
7月に入ってからずっとバタバタしております。
いつも言うように自営業者にとっては、「忙しい=良い事」なのですが、どうも「流されている」気がして、こらイカンといくつか生活改善。
そのひとつとして、朝の散歩を再開しました。ここ2週間ほど雨と睡眠不足を理由にサボっていたのです。
散歩の効果はテキメン、3日前から気になっていた首から肩にかけてのコリが和らいできました。やはり運動不足は万病の元ですねえ。
ついでに気持ちのほうもリフレッシュすべく、久々に映画を観てきました。劇場に足を運ぶのは多分1年ぶりくらい、徒歩1分のところにシネコンがあるんだけど。
「スターウォーズ エピソード3」、ひとことで言うと、「愛の映画」だなと思いました。
スターウォーズEP3以来の映画の話です。
この映画、故山田風太郎氏の「甲賀忍法帖(1958年)」が原作となっているんですが、今回映画化されたきっかけは、その漫画版「バジリスク(2003年)」が大人気となったことのようです。
実は私も、これまで山田氏の小説は何冊かしか読んでいなかったんですが、「バジリスク」人気で、一連の忍法帖シリーズを一気読み、(その後で)漫画単行本も全巻揃えてしまったのでした。
小説も、その漫画版も大のお気に入りなだけに、その映画化には期待よりも不安が付きまとってしまうもの。「日本語をローマ字表記でタイトルにした映画にロクなもんはない(by大槻ケンヂ)」というジンクスもあるし・・・
例によって上映前に予告編が入るわけですが、「子ぎつねヘレン(2006春予定)」の赤ちゃんキツネがものすごくかわいくて、思わず涙ぐみそうになったのでした。
かわいいものを見て涙腺が緩むとは(笑)。
またしても映画の話、今年3本目は「チャーリーとチョコレート工場」です。
エントリーのタイトル「チョコレート工場の秘密」はこの映画の原作本。小学生の頃あらすじを聞いて「すっごく面白そ~」とワクワクし、実際読んでみたら「すっごく面白かった!」と感激したものです。
そうなると「SHI・・・」みたいに、イメージが壊れるのでは、と不安に思いがちなんですが、まあ監督バートンで主役がデップなら大丈夫だろう、と妙に安心して劇場に足を運んだのでした。
で、感想。楽しい映画でした。本を読んだときのワクワクするかんじそのまま、工場に入ってからのシーンは、ずーっとニコニコしながら観てました(こんなこと初めてです)。
特にリスがコンコンするシーンなんて「うひょひょひょ」と気味悪い声を上げて笑ってしまいましたよ。
もちろん何から何まで原作に忠実というわけではないんですが(原作には、今日び微妙な設定もあったので)、ツボをキッチリ抑えた見せ方にいちいち感心。私が子供心にインパクトを受けたチャーリー一家の貧しさ加減は、笑っちゃうくらい傾いた家のセットを作ったりとか。
そう、この「笑っちゃうくらい」というのがこの映画のキモじゃないかと思うんですよ。
チャーリー以外の子供たちも、かなりな目に遭うわけですが、悲惨すぎてカラッとした笑いになってますし。
どのシーンも「やり過ぎ」感に溢れていて、私は「ここまでやってくれるか!」と大絶賛しちゃいますが、そのへんが評価の分かれるポイントかも知れませんね。
でもまあ、落としどころはちゃんとしているし、「行ったっきり」になっていないのはさすがハリウッド映画。
ちょっとビターな遊園地でたっぷり遊んだ気にさせてくれる映画でした。
NHK大河ドラマ「義経」、終盤の見せ場である「安宅の関」、いよいよ明日放送です。
安宅の関とは、石川県小松市の旧関所、歌舞伎「勧進帳」の舞台として有名です。
「義経主従の行く手には、安宅の関という難関が待ち構えていた。
鎌倉の意向はこの地まで届いており、主従は役人の厳しい詮議を受ける。まさに関を通ろうとしたその時、義経たちは、現れた関守の富樫泰家に呼び止められる。
弁慶は東大寺大仏殿再建の勧進をしながら羽黒山に向かう山伏一行だと偽り、その場を切り抜けようとする。
しかし、先を急ぐ一行を不審に思った富樫は、ならば勧進帳を見せろと弁慶に迫る・・・。」
(番組予告より)
といったお話、その時弁慶が取った行動は!?
ちなみに「安宅の関」は日本海に面した砂浜のすぐ側にあるんですが、実際に義経・弁慶一行が旅した1184年当時は、現在の海岸線より数キロも沖合いだったと言われています。
800年の間に日本海の荒波が海岸をどんどん浸食していったんでしょうねえ。
(現在は防波堤を置き、護岸工事で食い止めている状況です)
今年の9月、「安宅まつり」の模様を撮影した【いしかわや通信】のページはこちらです。
http://www.ishikawaya.com/tsusin_200509_atakamatsuri.htm
忙中閑有、というわけでもないのですが、映画「硫黄島からの手紙」を観てきました。
1945年の硫黄島の戦いを描いた、ズシリと重い、しかし良い映画だったと思います。
戦争映画ですから、当然多くの命が失われるわけですが、シーンごとに「痛み」が伝わってくるようでした。
エンドロールまで観終えて、劇場を出ると、そこは歳末で大いに賑わうショッピングセンター。
(ありがちな言い方ですが)今の日本の繁栄は幻ではなかろうかと一瞬思ったり。
帰宅後にウィキペディアで「硫黄島の戦い」の項目を読み、史実が映画より更に壮絶なものであった事を知り、しばし呆然。
この映画の主人公である栗林中将は大日本帝国全軍に蔓延していた精神論より、実際的な戦略を重んじ、無駄死にを何より嫌う軍人であったようです。
年末の忙しさから、ただ仕事に流されがちなこの時期に、「ベストを尽くす」ことの大切さを改めて教えてもらったような気がしました。
12月1日開局したBS11デジタルで放送された、「戦場のメリークリスマス」を観ました。
(男たち、美しく、っていうコピーはあんまりな気がする)
1983年公開のこの映画、当時私は高2で、ファンだった「坂本龍一」と「デヴィッド・ボウイ」が出てるということで、かなり興奮した憶えがあります。
結局劇場には足を運ばず、翌年の年末にTVでやってたのを観たんですが・・・。
あれから二十余年、「やっぱりこれは名作だっ!!」と思わず声をあげましたよ。
右とか左とか、ホモとか何とか、「傷みやすい」素材をテンコ盛りにしながら、よくこんな綺麗で感動する映画を作れたものです。
ヨノイ大尉とハラ軍曹の演技も絶望的に下手なんですが、彼らの個性が「戦メリ」の世界観にハマりまくって私的にはノープロブレム。
「ああ、ああいうちょっと変わったしゃべり方の人、いるよね」ってかんじて観てましたし(笑)。
坂本龍一の音楽のすばらしさは言わずもがな。
そんなわけで、私が一番好きなのがこのシーン。
私が芦城公園のイギリス庭園にナゼか心惹かれるのは、この映画の刷り込みがあったからなのかも知れません。
忙中閑有り、映画「マリと子犬の物語」を観てきました。
柴犬が主役とあっては、観ない訳には参りませぬ、というか柴犬じゃなかったら観に行かなかったと思います。
で、感想なんですが、やっぱりわんこかわいい。
それと自衛隊がカッコいい。特にヘリの空撮シーンなんかは、さすが怪獣映画を撮ってきた東宝だなあと感心したり。
ストーリーは・・・
わんこいじめすぎ、子供泣かせすぎ。「お涙頂戴」は抑制して、復興に努力する人々をクローズアップしても良かったんじゃないかなあ、と。
まあ「子猫物語」の時代と異なり、今はCG、VFXが進化しましたから、マリ達もそれほど(撮影現場で)ひどい目には遭ってないと思うんですけど。
映画の最後に「これは実話をもとにしたフィクションです」とキチンと断っているのはマル。小さい子供さんもたくさん観にきますからね。
夕食後に久々の映画「インセプション」を観てきました。
長時間モノ、しかも開始が22時前だったので、ツマンないとキツイかなと思っていたのですが、いやあ、面白かったです。
表向きは「SF産業スパイアクション」、実は「サイコセラピー」、この表裏のバランス加減が絶妙で、ただのアクションにも、難解なだけの映画にもなっていないところが素晴らしい。
映画って(リアルなものであれ、SFであれ)ある種の「夢」「疑似記憶」を観客に提供するもの。
そういう観点で観ると、実は映画自体が観客への「インセプション」になっており、「もう2~3回は見直さなきゃ」とか「DVD出たら買わなきゃ」と思わされてないか?と自分を疑ってみたり(笑)