今日は朝方快晴、と思ったら、(例によってというかんじで)午後から雨。
「弁当忘れても傘忘れるな」といわれるとおり、石川県はこれからいよいよ晴れ間の恋しい季節に入ってゆきます。
出荷の帰り、宅急便のトラックが、路側帯のコンクリートに乗り上げて亀の子状態になっているのを目撃、この冷たい雨の中災難なことで、とドライバーに心から同情してしまいました。
さて、昨日は新ワインの解禁日ということで、買ってきました。ボージョレー・ヌーボー。
夕食もワインに合わせて、おつまみを用意して、サラダはイタリア風いかのマリネ、主食はパスタです。
Louis Chevallier と、銘の入った赤ワイン。ヌーボーらしい、軽くてすっきりした味わいでした。(裏のラベルにも「軽口すっきり」と書いてあるし(笑))
おつまみは、ヌーボーに合うと思われる甘えび塩辛、たこわさび、それと砂肝。
甘えび塩辛は、当店の看板商品でもあるし、イタリアンなアレンジが出来ないものかと、チーズに乗せてみたんですが、イマイチ(笑)。
(酒盗とクリームチーズの組み合わせは最高なんですが)
やっぱり、ワインとマリネ、パスタとの相性は抜群、イタリアンな気分でいつもの倍くらい飲み食いしてしまったのでした。
さて、ヌーボーとは全然関係ない、雑談。
何と、あの手塚治虫先生の「どろろ」が実写映画化ですって!!!。
「どろろ」とは、48体の妖怪に全身をバラバラに奪われ、それを奪還すべく腕に仕込んだ刀や足に仕込んだ強酸液で戦う少年「百鬼丸」と、コソ泥をしながらたくましく生きる子供「どろろ」のお話です。
私が初めて接したのはTVアニメ版、「全身武器」の百鬼丸カッコイーと思い、次に読んだ手塚漫画版のオドロオドロしい展開に引き込まれて、それこそ単行本がほつれるまで読んだものでした。
「どろろ」(手塚治虫)、「マーズ」(横山光輝)、「デビルマン」(永井豪)は少年コンヤの三大トラウママンガと呼ばれています(って今思いついたんだけど)。
その「どろろ」が・・・
百鬼丸とどろろが同年代で「男女間の微妙な心情を表現」~?
キャストはオレンジデイズ~??
ニュージーランドロケで(20億円で)目指せハリウッド~???
どう考えても、この3元連立方程式から導かれる結論は、「●作」なわけで・・・。
しかも、そんじょそこらの●作じゃない、あのマンガ映画化の極北「デビルマン」をも超えてしまうのでは、という予感に今から震えております。
「どろろ」も、「デビルマン」も、人の心の奥底に潜む「情念」というキーワードがあるように思うんですよ。
今回も多分そういうのは見事にスルーされちゃうんだろうなあ。
しかも、あの「差別表現の総合商社」と言われいる描写の数々をどーするつもりなんだか。
日本映画界も、そんなに原作が不足しているんだったら、いっそ「リアル鬼ごっこ」とか作ればいいのに。
(関係ないけど、「チャングムの誓い」という韓流ドラマで、「王様」という台詞を聞くたびに、今更ながら「リアル鬼ごっこ」を思い出してしまうのでした)