日曜ということで、いつもより遅めの8時起床。
今日は金沢市消防出初式の日。金沢年始の恒例行事で「いしかわや通信」格好の取材対象。
なんですが、過去3年、寝坊や渋滞で現場に到達できなかった「鬼門」だったのです。
式は10時からなので時間的には余裕有、しかし窓を叩く雨風に正直10分ほど迷いましたよ。
が、しかし!
「これが俺の新年清め式じゃあ!」
と年始以来停滞気味の売上(残念ながら事実)アップを祈願しつつ、最近ダレ気味の我が身に活を入れるつもりで、悪天の中外出したのでした。
トレーナーにトレパンの上から防寒スーツを着込み、コートを羽織り、足元はもちろん長靴のフル装備。手だけはカメラを操作するためむき出しです。
果たして、会場は暴風雨が吹き荒れる世界(写真に雨は写りませんが)。人出の鈍さは駐車場がガラガラだったことからも判ります。
菱櫓(ひしやぐら)を背景に整列する消防署員、消防団員の方々。旗が強風になびき、旗手の方は大変そうです。
式が始まり、国旗掲揚の際には雨上がり僅かに青空覗くという、勝谷誠彦氏なら落涙もののシチュエーション(正直私も結構感動)。
式は防災に功労のあった方の表彰から始まり、知事、市長などの来賓挨拶へ。挨拶は皆かなり短め。
整列者、観客からの「寒いから早く終わらせろ」という無言のシュプレヒコールが届いたのかも知れません。
このとき、金沢では瞬間最大風速30m/h以上を記録、加賀鳶(かがとび)は中止かと思われたのですが、さすが火消しの心意気、「敬礼」の一演技ながら観客に披露してくれたのです。
私も、この日のベストショットが撮影できて大満足。責任者の英断にこころより御礼申し上げます。
引き続きクライマックスの一斉放水、ふんどし一丁で「まとい」を持つ漢(おとこ)たちが集合。
不謹慎ながら新宿二丁目関係者には「夢じゃないかしら」という光景ではと思ってしまったり。
ホースの前で「まとい」が舞います。
至近距離で撮影のため、風向きが変わると、水が滝のように降り注ぎます(デュランデュラン「ザ・リフレックス」のMTVのように)。
というわけで、雨と放水で我が身もカメラもずぶ濡れ。クルマに戻ってからもしばらくは手がかじかんで運転できない状態でした。
しかしその迫力に、「清め」の効果があったらしく、心身ともにリフレッシュできたような気がします。
ガチガチ震えながらも「来年も是非行こう」とこころに誓ったのでした。