12月1日開局したBS11デジタルで放送された、「戦場のメリークリスマス」を観ました。
(男たち、美しく、っていうコピーはあんまりな気がする)
1983年公開のこの映画、当時私は高2で、ファンだった「坂本龍一」と「デヴィッド・ボウイ」が出てるということで、かなり興奮した憶えがあります。
結局劇場には足を運ばず、翌年の年末にTVでやってたのを観たんですが・・・。
あれから二十余年、「やっぱりこれは名作だっ!!」と思わず声をあげましたよ。
右とか左とか、ホモとか何とか、「傷みやすい」素材をテンコ盛りにしながら、よくこんな綺麗で感動する映画を作れたものです。
ヨノイ大尉とハラ軍曹の演技も絶望的に下手なんですが、彼らの個性が「戦メリ」の世界観にハマりまくって私的にはノープロブレム。
「ああ、ああいうちょっと変わったしゃべり方の人、いるよね」ってかんじて観てましたし(笑)。
坂本龍一の音楽のすばらしさは言わずもがな。
そんなわけで、私が一番好きなのがこのシーン。
私が芦城公園のイギリス庭園にナゼか心惹かれるのは、この映画の刷り込みがあったからなのかも知れません。
それにしても「戦メリ」って、坂本龍一のサントラがあれほどヒットし、今だに良く聴かれるにも関わらず、映画のほうはどうにも影が薄いような気がします。
TVでもほとんど放映されないし、DVDも長らく絶版となっています。
ちょっと気になって「BS11 戦メリ」でググって見たら、たった43件しかヒットしないし。
そんなことで、勝手に危機感を覚え、このエントリをアップしたのでした。
あ、危機感と言えばその「BS11」もあまり世間的に認知されていないような。
機動戦士ガンダムとか、王立宇宙軍とか、トップをねらえ!とか、新世紀エヴァンゲリオンとか、私なんかにはタマランラインナップが目白押しで、「DVD-R代がかさむなあ」などとうれしい悲鳴をあげているのですが。